芸術品

 マイナス1度の園庭に迷いなく駆け出す子どもたちが見つけたものは「こおり」。どのクラスもあっちこっちにできている氷を見つけるのを楽しみました。

やがてらいおんぐみ5歳児は、どんなところに氷ができているかを予測して、探していきます。

 この氷は、タイヤの内側にできたのもです。数の子のような模様や形の氷は、思っている以上の美しさにみんなに見せて回ることはもちろん、壊れないように大切に扱う姿もありました。

畑でメダカを飼っていた洗面器のことを思い出して「畑にもあるんちゃう」の発言に、数人が畑へ向かいました。

スコップでコンコンとたたいても割れない氷に大興奮です。「ちょっと、来て来て」と氷の硬さをみんなで確かめました。1センチ以上の暑さの氷でちょっとたたく程度では壊れません。

みんなに見せようと洗面器から取り出すと・・・

氷と一緒に葉っぱや草も一緒に固まっていて、自然の芸術品に出会いました。

厚くて硬い氷の驚きをみんなで共有しようとしたけれど、それ以上に美しい作品にであった感動を共有しました。

 

氷を触った手は赤くなり、キンキンに冷たくなったので洗面器にお湯をためて、手湯をしました。

数人で手湯をしながら、ほんわかと手が暖かくなる感触を

覚えて、思わず笑みがこぼれます。

そこに会話はないけれど、手だけでなく心もほんわかした時間でした。